SIMカードを使用した通信を導入するにあたり、エラーを回避するために何を考慮すべきでしょうか?

SIM上のアプレットが通信できるよう、必ず独立したAPDUチャネルを開いてください。
ベースチャネル(チャネル0)での通信は、モデムがこのチャネルのSIMを使用して通信する場合があるため、問題が起きるケースがあります。
独立したチャネルを開くには、「チャネルの管理(MANAGE CHANNEL)」のAPDUコマンドを使い、以降のコマンドすべてでSIMに割り当てられたチャネルをコード化してください。(詳細は、ISO 7816 Part 4セクション5.4.1および6.16に記載されています。)
SIMを使用しない場合、またはリセットする場合は、忘れずにチャネルを閉じてください。Ubirchテストキットを使用している場合、MicroPythonライブラリがチャネルを自動で開きます。
また、ハードウェアの中には、メインマイクロコントローラがリセットされても、モデムを自動でリセットしないものがあることにご注意ください。
これは、モデムおよびマイクロコントローラをquasi-separate(準分離)システムとして実装しているボードもあるためです。
消費電力を抑えるためにスリープ状態になったマイクロコントローラをSMSなどで起動するモデムなどがこのような構成になっていることが理由です。
ご利用のモデムが通信開始前に正しくリセットできるか、ご利用のボード/モデムの資料から別途リセットの方法や必要性をご確認ください。
モデムのデフォルト設定によっては、AT+CSIMコマンドの応答を待機する間に発生した場合は「+CEREG」のようなATのステータスメッセージがSIM通信を妨害することがあります。より詳細な情報についてはデベロッパーハブ(https://help.1nce.com/dev-hub/docs/1nce-os-services-overview)をご参照ください。

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